Summer Workshop by #rhizomatiksresearch に参加しました(3日目編)

終わって部活行きだしてもなんとなくふわふわしてる なんか実感がわかなくて 日曜日にoFの勉強会に行ったらますます現実に帰ってこれないのですが、来週から二学期始まるんですよ、知ってますか?

 

っていうのを書いてから早三週間くらい?その間MBPの充電器が消え課題テストをやっつけ(やられたけど)ようやく生活リズムが戻りまして今日は9月18日です。続きを書きます。

 

3日目

3日目は終日班ごとにパフォーマンス作品の制作でした。

まず10人の参加者を5人ずつで2班の制作チームに分かれる。前日にみんな「何がやりたい」と希望を伝えていたので、特にダンサーが均等に分かれるように調整していいただいたっぽいです。私は前日血迷って「ロボットアームがいる環境でドローンやりたいです」って伝えてたのですがいろいろ考えた結果「ドローンとアームって各々の個性強すぎて魅力半減じゃ」と考え直したりなんだりしてました。

前記事にも書いた気がするんですけど、目立たせたところを目立たせるために引き算をする考え方、足し算より難しいのは結構驚きでした。

 

あと、作品を作る上でもう一つ大切なことの伝授を受けました。

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サーベイ->リアライゼーション->モデリング->プレゼンテーション->ドキュメンテーション

の流れの話。

サーベイ : 過去の事例や歴史などいっぱい調べること

リアライゼーション : 実現可能性;時間や機械のスペックや能力、予算の上で本当にできるか考える

モデリング : いかにうまくつくるか

プレゼンテーション : 発表、パフォーマンス

ドキュメンテーション : 振り返りをするだけでなく公表するためのドキュメントづくり

最後まで考えながら作ることが大切とのことで、それはドキュメントの良し悪しで作品の今後の評価が変わることもあるからだそう。実現可能性っていうのがグサッときましたね…限られた時間しか残ってないということを思い知って、なんでも闇雲にやるんじゃなくて時間を決めてどこまでやるって決めることが大切なんだと自覚。

 

話が逸れた、班が分かれてからは班別に行動。最初にリーダーを決めました。私達の班のリーダーは高3ヒロさん!!リーダーもまとめブログ書かれてるので読みましたが捉え方の差異が面白かったです。下にリンク貼りました。

 

その後まずライゾマ黒滝さんが作ってくださった課題曲(昨日と同じ)を何度も聞きながら、前日と同じように"このシーンはこんな感じ"っていうのをメンバーですりあわせ。「第一印象大切」とのことで、みんなの第一印象と補足説明を1枚の紙に書き連ねる。同じ曲を聞いてもみんなが思う印象ってこんなにも違うんだなあ、でも共通しているところは多々あるなぁと思いました。このメモはリーダーが持ってるので!きっと後々上げてくださると信じています…

私のチームでは"硬水" "お天気雨" "夜明け" "黒" "まっすぐ" "青"とかそんなのが出て、ウンウン考えた結果テーマは"水"に終結。その後、どういうシーン展開にするか->どこでどの機材を使うかを紙上のタイムラインで決めて(ダンス、ロボットアームと付随する形でレーザー(アームに乗っけるやつ)、映像、LED照明)、どれを誰が担当するかを決めた。アームとダンスは掛け合いで振り付けようってなった。私は昨日の屈辱を晴らすべくLED照明をチョイス。

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途中で黒滝さんが曲を約二倍に伸ばしたver2を持ってきてくださいました。私は新しいほうが好きで、私達のチームはこっちをチョイスしたけど、もう片方のチームは昨日使った方をチョイス。この辺まさに「リアライゼーション」だよなぁ…3分つくり上げるのはきつそうとの助言を受けて、黒滝さんに「ごめんなさい…少し短くしてください…」と頼んだところ5分足らずでカットしてきてくださってすげぇぇぇってなってた。この曲、題名を知らずにずっと作品作ってたのですが、最後の最後でデータをもらうときデータ名でタイトルを知ってなるほど〜って思って面白かった。

 

たしか構成を考えてる途中でご飯。今までの2日間は各自緊張しすぎててヒトコトも喋らないような環境だったけど、3日目はどういうのにするかの話し合いも兼ねていろいろ話した。なんでライゾマのことを知ったのか、どうして応募したのか、普段何が好きか、みたいなことを喋って、ここにいる人みんな面白い人だなあって思った。ライゾマに興味を持ったきっかけ、私はPerfumeのカンヌでのsamtなんですけど、ノサッジ・シングのPVの人がいたり、MIKIKO先生が好きでって人もいたり、その辺もっと掘りたいなって思う。楽しい昼食を終えてすぐに制作の続き。

 

ひと通り構成が決まったらあとは個人で打ち込んだり振りを決めたりする作業に。手を上げれば講師の方が来てくださって「今機能に無いけどこういうのが作りたい」とか伝えるとその場で実装してくださるというハイパー恵まれた環境。映像班も基本は自分でコードを書くのではなく、あくまでも「舞台を作り上げる」ってことがメインの制作でした。

 

操作は基本的には昨日やったことの延長線上。Maxのプリセットに各状態を記憶させて、ロボットアームとレーザーと映像は手動でボタンを押すことで制御。LEDは自動で制御したかったので、AbletonLive(スクショするの忘れてた)からタイムラインにそってMaxに整数を吐くようにする。 

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私は比較的早く打ち込み終わったのでダンサーとアームとレーザーチームに合流。モダンダンスって自分で振り付ける練習するんですね、古典のクラシックバレエしか習ってないから羨ましい…

 

ダンスとアームの掛け合いシーンは先にロボットアームの振り付けができてて、さて人間の振りどうしようウンウンって3人で唸ってると、MIKIKO先生から「先にできてる振りを動画とかで撮って、それを見ながら他のダンサーや機材の振りを考えて、という作業を繰り返すと良い」とのアドバイスをいただき、振り付ける。振り付けや演出難しい議題を解体しながら解く方法を教わって「なるほど…」ってなった。

 

そういう舞台全体の演出を考える時にもう一個考えるとやりやすいのは「絶対的な位置」。途中で床に貼ってくださったのですが、中心を0として上手下手に90cmずつ1,2,…っていう座標を置く。そうすることで演者も踊りやすいし、照明も「上手1.5」とかで事前に作っておけるし、仮にドローンを飛ばすならそれで座標を決めるんだろうな…うちのバレエ教室では発表会のとき、舞台の前に赤とか緑とかの小さい明かりを置いてそれの間隔で踊ってるんですけど、そういう絶対的なものを置いて情報の共有をしやすくしてるんだなと思った。

 

同時並行で映像作ってた二人は、ダンサーの指先とアームの先っちょの動きを見たいという私のかっての願いを叶えるために奮闘してくださり(奮闘して講師の方(主に花井さん)がゴリゴリ書いて下さり)、ダンサーの手首とアームの先っちょにモーキャプで位置を取るためのマーカーを付けたり。軌跡をなぞると同時に、ちょっと時間をおいたらシバッってツブツブが発射されるコードを書いてくださったり、雨の映像流したいよねってなって、雨量をパラメータで変化できるようにした雨描画プログラムを書いてくださったり。講師の方々がすごい勢いで書いていくのを見てオリャーすごいって目からうろこがビュンビュンに落ちました。 

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もう一個のチームもグリーンバックで人物の動きだけを切り抜いたり、kinectで切り抜いたり、ドローンが飛んだりなんだりかんだりで制作。

 

2チームあらかたできたところでリハに入った。

リハは最初から全部を合わせるんじゃなくて、アームだけ/音とLEDと映像だけ/ダンスだけ/ダンスと映像だけ、とか部分ごとに合わせる。音でやってみるといろいろ見えてくる部分は多々あって、間に合わない!!手が足りない!!うまく音にはまらない!!とか。LED担当の私はスタート押すだけだったのですがやってみると「ここの照明きつすぎる…」「暗すぎか…?」って懸案事項がぽんぽんと出てくる。このときは場内照明をつけたままやってたから、どんくらい暗くなるのか想像もしにくくて大変だった。途中手先からシュパッて粒がでる、その映像を撮るためのカメラを私が操作することになったのでその練習も。(PerfumeのSXSWみたいな感じのを想像してください、優先でパソコンに繋げたビデオカメラに位置取るマーカーがついてて、カメラの位置と方向がわかる)

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手直ししたい気持ちがみんなバリッバリに出てたけど、時間に限りがあるとはまさにこのことで、ついに本番。私達が最初にやって、その次がもう一つのチーム。その頃になるとライゾマの今回wsに関わってない社員の方々やお客様などスタジオの後ろのスペースがすごい人に。カメラ班(本物の記録用)もGoPro設置したりすごく本番!!本番!!って雰囲気で心臓が浮いてました。

 

本番

タイトルは直前に"mizu"になった。

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私は今まで演者以外殆どやったことがなくて、本番で客に見られないむしろ見られてはいけない立場で舞台に関わることが初めてで、すごい高揚した。コードに引っかからないこと、ビデオカメラを落とさないこと、上手く映すこと、無我夢中で、しかも自分の作品も見たいっていう最高感。

向こうのチームは"shadow"。使った機材はドローン1台、映像(事前に撮ったやつ)、LED照明。こうも違う作品が作れるのか、って思った。

 

終わったあと「終わった…」っていう達成感を感じた、感じたんですけど、すごい悔しいというか直したいところが山程出てきました。ここの照明暗すぎてダンスが全く見えなかったとか、ここもっと色を付けたいとか。みんなはどうだったんだろうか…

 

で、もう一回やりたいという話になって、することに。次の現場に行かれるMIKIKO先生と新幹線乗らなきゃいけなかったmizu班の通称奥さんがいたので集合写真を撮ってお見送り。その後スモークを焚いて(一回目はたかなかった)もう一回。今度はあっちのチームから。

 

2回目のほうがちょっと満足。スモーク焚いたらレーザーの軌跡が綺麗に見えてよかった。でももっと直したい!もっとちゃんと作りたい!!ってすごく思った。すごく思ったけどここで区切るというのも大切なんだな。回数が決められている舞台。潔い。

 

打ち上げ

で、無事に終わったということでライゾマさんがピザを注文してくださり軽い打ち上げ!ここでいろんな方と話そうと思ってガンガンに話しかけようと努力。講師の方々ももちろん他の参加者とも。写真撮ったり感想はなしたり、3日間通しての緊張が一気に和らぎました。LiTキャンプから一緒に行動してた友達のコミュスキルが高すぎて引きました…wパソコンにサインもらいまくっててもはや芳名帳だったw

あとじぇってなったのは真鍋さんからベルト頂いたことだな!その日朝に駅前でベルトが切れて、一日「ズボン落ちる…」って生活してて、やっと余裕ができたので「なんか紐いただけますか…」って話しかけたら真鍋さんがその場でつけてたベルトをくださるという!それに柳沢さんが穴を開けてくださるという!真鍋さんが使ってるベルトの穴は一番きついとこだということがわかりました。大事にします。

楽しかった三日間が終わって、でも楽しい!!で終わらせるには勿体無いそんなwsでした。いかにつなげて糧にするかはこれからの行動にかかってくる気がしてる。

 

3日間を通して学んだこと思ったこと

メディアアートって、ダンスインスタレーションってなんだ?ってめちゃくちゃ考えた。私の想像していたこの世界って、来たデータを見せるっていうもので、無機質な世界。でもすごく感性が必要で、いかに魅せることができるか?そこは磨かなきゃいけないポイント何だなって痛感した。(その週の日曜日にoF勉強会でその件について話したのですが、メディアアートでも広告でも面白いやつをどんどん手を動かして作れば楽しい!!ということを教わってすっきりしました)そこを磨くためにどんどん見て、作って発表していろんな人と話したい!!

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(OFJPで使った資料、人生初LT)

 

たくさんの機材とスーパースター講師の方々を独占できる最高の環境で過ごして、なんて恵まれてたんだろう。あんまりまだ実感が湧いてないのですが、多分10年後とかにわかるのかな、楽しみ。

 

私も作品をチームで作っていろんな面白い現場を体験して、いつか見た人体験した人が心に何かを感じ取ってくれるような作品なりなんなりを作れるようになりたい。そのためにどうする!!っていうのはあるけど、でも今はプログラムを書くのがめちゃくちゃ楽しいので、もうそれだけで幸せです。ああいう人達の中で自分の力を発揮したい!!幸せだ!!

 

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www.nhk.or.jp

10月にNHK主催のイベントで作った作品を発表します。アップデートできたらしたいなぁって密かに思ってます。とりあえず全身黒服の裏方コスプレがしたいです。

作品の中で使った"雨"の描写が気になってて、自分で書いてみてる。上手く行ったら連絡したら適応させてくださるかしら…がんばろう

ichgw.hateblo.jp

リーダーのレポ 読みやすい素敵です

 

あと今計画してるのは某プロジェクト、バレエと融合させよう計画with友達、音大受験する先輩が受かったらその演奏を演出して動画とろう計画、来年の文化祭の後夜祭の6年生オールスターズをバリかっこ良くしよう計画、などなど…楽しい!!

なにか質問があれば答えられることは何でも答えるのでtwitterやコメントに残してください。アーカイブが出るらしいのでそしたら書き加えます。まだ書いてないことが何件かあるので…

 

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あとで書くこと

自動編集プログラム, カメラの件, アーカイブ

Summer Workshop by #rhizomatiksresearch に参加しました(2日目編)

後編です。

 

2日目

前の記事にも書いたように、朝行ったら真鍋さんがスポーツ用のレギンスみたいなの着てて「あぁアーティストもアスリートなんだな」って思ってたらモーキャプ用のスーツでなるほどでした。ということで2日目はモーキャプの解説からスタート。

モーキャプ


Avatar: Motion Capture Mirrors Emotions - YouTube

CG系の映画・ゲームなどはモーキャプで人の動きをとってより人っぽいグラフィクスを生成している。よくテレビで映画の宣伝するときに見る映像だけど、こういうふうにすぐ撮影できるような環境が制作会社にあるとか、目の動きもキャプチャしてるとか初耳でした。

データ形式はbvhというやつ(メモにdvhって書いてあるんですけどbvhですよね?)で、Unity3D, motion builderの環境内だと扱いやすい。逆にoFとかp5とかキツめらしい…なんとなくリンク置いときます。

github.com

 

作品の制御の仕方(?)

今回参加者に支給されたライゾマのパソコンの中にMaxとAbletonLiveが入っていて、どっちも名前は聞いたことある、MaxはおすすめされたしAbletonは先週LiT!キャンプでメンターが「AbletonLiveはMaxで制御できるし曲作るならおすすめ」って言ってたので興味あったのですがやっと存在意義を理解。

Ableton(エイブルトン)はタイムラインでイベントを管理できるソフト。もちろん曲も作れるけどMaxを繋いで時間軸で動きを制御できる。Perfume"Spring of Life"の衣装のLED制御、"1mm"の背景パネルのLED照明制御はこれかぁって納得。


Perfume NEW ALBUM 「LEVEL3」 (Teaser) - YouTube

AbletonLive→Max→oF→各デバイスみたいな流れになってる(?)Maxを間に入れることでoFを実行してる間でもしきい値を変えることができたり、oF落とさずに編集できる。

2日目午前中にMaxをすこし触ってみる講座。音を出す。

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テキストで書かなくていいから楽っちゃ楽なんだけど「この値はこのままぶっこめないのか…!」とかとにかく慣れなくて、Max誰か誕生日にくださいの思い。

その後presetの学習をして、お昼。(お昼がどこに入ったか若干曖昧)

 

演出のしかた byMIKIKO先生

午後からMIKIKO先生が講師に加わられて徐々に制作にシフト。

2日目は与えられた1:29の楽曲に対してLED照明とレーザー、ロボットアームで一個の作品を作るというもの。この曲がすごい好きで、ええわぁ…!とか思ってたらもともと好きなライゾマ黒滝さんの曲で、新曲やん超好きだわぁぁと一人興奮しておりました。

まずMIKIKO先生の指導のもと、課題曲をまっさらな状態で聞く。心に浮かんだイメージを紙に記していく。悩んだらここに帰ってくることで事態が解決することが多いそう。

その次に、何回か聞きながらそのイメージに合う機材をピックアップしていく。いろいろ学んだけどその中から抽出するのは難しくて、最近のelevenplayといったらFLY(ドローン)のイメージが強くて抜けられずウーンだった。この時点では曲に硬さ、真っ直ぐさを感じたので以下の機材を選んだ。汚いですが私のメモを置いておきます。

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ちょっとずつつかめてきたところで演出の構成に入っていく。ダンスでは有名な1エイトという数え方。私が行ってるバレエでも1から8までで数えてるけど、何エイト目の〜とか言わないからちょっと慣れない。で、1エイトずつわかるように書き並べていって、曲の変わり目で区切り線を入れる。音の種類、リズムなどで区切っていって、それができたら各セクションごとに気になる音やリズムをわかるように書き込んでいく。その次に各セクションで使いたい機材などを書き込む。(この辺順番が曖昧なので参加者の方間違ってたら教えて下さい)見たほうが早いのでメモ見てください。

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その後3日目の予行的な感じで、ロボットアームをダンサーとしてLED照明とレーザーを使って一個の作品を制作する。それぞれ何やりたいか希望を取られて(私はLED希望)、LEDの人とレーザーの人でペアになって、MIKIKO先生がアームを動かすことに。アーム使うのは免許いるから資格持ってる人にやってもらわなきゃいけない(前記事)と聞いてたから自分でやりたいなぁ〜ってLEDに手を上げたのですがアームもやりたかったなって今更になって思うなど。

コントロールはライゾマさんが用意してくださったMaxのパッチから。プリセットにLEDならLEDの色を格納できるように、レーザーは色と動きを格納できるようにしてもらって、おのおののパソコンからEthernet(?)で繋いで制御。どんな色にしたらいいかな〜って考えて、だんだんMaxも弄りたくなってきてランダムに選択できるようにしたりなんだりした。薄暗い白を出せなかったから「出したいんですけど…」ってお願いするとすぐ実装してくださるのですごくありがたかったです。ありがたいしすごい…こういうふうになりたい…

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ひと通り打ち終わったあと通しリハしてみて、ちょっと修正してから本番。スモーク焚いて軌跡がみえると一段とレーザー綺麗でした。

ほんとは動画貼りたいんですけど今自分たちのペアのが手元にないんで写真で勘弁して下さい。

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すごい難しかった。明るくするとレーザー見えにくいし、暗くするとアーム見難いし、明るいのだけだとメリハリがないし、暗くしすぎてもメリハリがないし、転換させすぎると見て疲れる感じだし。

全員の作品を発表したあと講評をもらったのですが、すごくハッとさせられたので太字で書いときます。

演出は引き算で、目立たせたいところ決めてあとは引く

たしかにelevenplayの作品見てても、ドローンとアームと映像とトラッキングを同時に使ってないし、だからこそ一目見て何か一つに引きつけられるのだろうなぁと思った。

好きなところをモリモリにするんじゃなくて、一個に絞った上であとは引く。機材が豊富だからついなんでもやりたくなっちゃうけど、だからこそ一個を引き立てる。すごい難しかった。

 

その後、明日に向けた準備方法を受ける。とにかくサーベイして、技術やパフォーマンスにどんな歴史があってどんな作品があるかを知る。それをすることで参考になるし、もちろん参考にするだけじゃなくて「まだ世の中にない作品を作ること」が最高とのこと。

matome.naver.jp

engineer.typemag.jp

ライゾマさんも作品を作るときはいっぱい事例を調べて、トーンマナーを決めるそうです。共同で作品を作るときはとくに、担当するパートが分かれて各々が作るときに意思が固まるように。

デザインの役割からみる「トーン」と「マナー」 | ラボ | 株式会社コンセント

トンマナ(トーン&マナー)とは - 意味 | IT用語辞典 サバナビ

真鍋さんが今某案件でつかっている、共同制作者とトーンマナーを揃えるために使ってる共有サイト(用途が絞られたtumblrっぽい感じ printerest)を見ました。大きい作品になればなるほど一人では作れないから必要なんだろうな。

 

初日よりは制作時間があって文字の量少ないですが3500字超えたのでここで区切ります。それにしてもMIKIKO先生がオペするアームの優美さよ…!次の日ちょっと触らせて頂きましたが全然あんな風にはできなかった。表拍以外のリズムを取るのが案外むずかしい。センスを磨きたいと心底思いました。

 

Summer Workshop by #rhizomatiksresearch に参加しました(1日目編)

ライゾマの高校生限定ワークショップに参加してきました!わーい

 

経緯

ライゾマのファン兼追っ掛けになったのは中3初夏Perfumeグロサイのカンヌプレゼンの中継をみたのがきっかけです。中3冬に「SuperFlyingTokyo」っていう大学生以上向けのWSが開催されて、見学自由とのことで見に行きました。当時苦C歴2週間の、P5もoFも知らないガキがjsとoFの講義を完全なチンプンカンプンで聞き(英語だったし)、終了後真鍋さん2bitさんとお話ししてP5を教わったのが今につながる第一歩です。
「自分もああいうのに参加してみたい!」とずっと思ってて、遂に開催されるとのことを聞き、すぐ応募しました。

で、受かって、Twitterで同志を発見し、LiTキャンプで同志を発見し、当日に至ったわけでございます…
 

1日目

1日目はさっくりいうとライゾマが各案件で使う出入力装置の種類と仕組みと使い方の紹介の講義でした。これは私のためのレポでもあるのであしからず…同じテーマの講義はまとめて書いてるので順番は正しくないです。
 
<INPUT>赤外線関連とモーキャプ by花井さん、登本さん、石橋さん

赤外線(Infrared;IR)→波長の長い電磁波(波),不可視光 波長は700nm~1mm

ライゾマでよく使うのは800~900nmの赤外線

普通のデジカメでは、赤外線もイメージセンサで捉えることができるのを、間にIRカットフィルタを挟むことでなくしてる。赤外線カメラは逆に、可視光と波長が長い光をカットするバンドパスフィルタを挟むことで欲しい波長の光だけを抽出することができる。

位置データを取るためにこれと合わせて使うのが再帰性反射材(道路標識や工事現場のおじさんが着てるやつ)。再帰性反射材は素材の細かいところが球体またはキューブ状になっていて、きた光を同じ方向に返すようにできている。赤外線投光機をカメラ付近に設置して投光すると、再帰性反射材から返ってきた反射光をもとにしてその物体の位置がわかる。何台ものカメラで位置を取れば立体的に場所をとることもできる。

3M|技術情報:反射の種類/反射の仕組み|反射材・交通安全関連製品について|反射材・交通安全関連製品|セーフティ・セキュリティ関連|製品とサービス

赤外線を使う理由→人の目では見えないからぱっと見わからず制御できるから

 

 (以下1日目午後)

モーキャプの方法は2パターンある。
*光学式
wsで用意されてたのはこっち。天井近くにviconっていう会社のoptiTrackカメラのprime7Wが18台、prime4Wが4台あって、私も書いてていまいちわかっていませんがすごい大変な費用がかかっているのは確からしい。これは赤外線投光機とカメラが一緒になったやつで、なんでこんなにいっぱい付けるかというとあくまでカメラだからマーカーが見えないと位置が取れないからだそうです。いっぱい付けることでどうにかしていると。

ハードウェア|OptiTrack【フルボディモーションキャプチャーシステム】

調べてみて今「値段神高いな」っていう顔してる

*慣性センサ式
各センサを搭載した機械をつけて動きを記録する仕組み。xsensっていうやつが有名。
 
250回/sの精度で動きを取り込める。
 
モーキャプの用途は大きく二通りあって、ドローンなど形が変わらないもののキャプチャと人など形が変わるもののキャプチャ。
前者はソフトで「剛体を登録」してそれぞれを判別する。だから紅白のドローンとか全部違う位置にマーカーがあるようにしている。
 
(以下2日目午前)
後者はあらかじめ標準体勢を登録しておいてそこから角度と位置を計算する方法。真鍋さんが体を張ってモーキャプスーツ着て37個マーカーつけて実践してくださってなるほどって思った。(朝行ったらスタジオにズボンが落ちてて「これ誰のだろう」って思ってた)
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モーキャプの難点は必ずマーカーを付けなければならないこと。平面(見た目いいけどデータ取りにくい)と球体(悪いけど取りやすい)の2パターンのマーカーがあって、用途によって使い分ける。なるべく目立たず綺麗にデータを取るためにどこに何をつければいいか?という命題。以下の2つはその最たる例かなという気がする。
 振り返りムービー自動編集プロジェクトっていうのが毎日行われてて、すごいライゾマっぽいって思ったんですけどまた書きます。
 
<INPUT>ネットワーク by真鍋さん

ネットワーク→複数のコンピュータを接続する技術。大きな作品を作るとき、映像・音・動作の処理を全部同じPCでするとキツイから複数台使うときに便利。

IPアドレス:PCの住所

ポート番号:マンションの部屋番号

MAXで実践 真鍋さんのパソコンと我々のパソコンでメッセージを送り合う

今回のワークショップ中にレーザーやLEDを制御するときは、各参加者のPCからEthernet通して(?)送ってた。

 

<INPUT>センサー by柳澤さん
*加速度センサ
1999年に誕生(意外と遅いのね…仕組み調べたけどわかったようでわからない)任天堂の「コロコロカービィ(2000年)」っていう、ゲームボーイのソフトで普及?そういえば「まわるメイドインワリオ」が発売した時いいなー欲しいなーって思った記憶があったので、調べら2004年で回転センサ付いててメ芸祭大賞取ってるっぽい。
加速度センサネタで有名な作品例として、"Art virus fo Mac/troika"
*曲げセンサ
原理はひずみゲージ?誰かメモってたら教えてください…有名なのはNikeの靴底の柔らかさを広告してる例のやつ。
*圧力センサ
原理はまたもやひずみゲージ?なんだろうひずみゲージ…靴の裏に6個くらい圧力センサつけることでどこに重心がかかってるかわかる。それを可視化したのがオリンピック招致のときに話題になったフェンシングのやつ。
あと距離センサが話題に上がりました。
 
<OUTPUT>LED, レーザー, 筋電 by真鍋さん
*LEDライト
ライゾマが舞台演出でよく使ってるのはLEDライト。舞台って光量が必要だから未だに白熱灯が多いけど、LEDのほうが早いフレームレートについてこれるからとのこと。
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そういえばMOSAIC見たときRGBのフラッシュかっけーー‼︎って思った覚えがある。写真のライトのすこし小さい版を10個、今回のワークショップで使いました。参考作品で「refind colors」っていうの見たのですがググれない…

*レーザーモジュール

ガルバノスキャナっていうモーターと鏡を使って光の向きを高速で変えることができる。つまり光を出す機構は動いてない!今回使ったレーザーはフルカラーで超綺麗でしたお値段は調べません。elevenplayのpulseで使ってた、ロボットアームについてたレーザーは、アームにつけるために軽量化したのを自作して載せたとのことです。

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*筋電
もろもろはこの記事見てください↓

 

micromeeeter.hateblo.jp

 

加えて幾つか。
入力側は電極で電気信号を拾ってセンサで増幅&ノイズ除去、ワイヤレスマイクで送信。筋電位は繊細。1mAだと感じるくらい、10mAくらいで筋肉が動く、100mAで火傷する。
出力側を念願叶って体験させていただいたのですが、いつも整体で腰に電気かけてるので電気のピリピリには慣れてて、とはいえ痛い‼︎あと無力にならないと、笑っちゃうと必然的に筋肉が上がっちゃうので、顔の筋肉を緩めるのがコツでしたがそれが難しかった。プロのピリピリの方と初心者の私の動画です。
筋電位センサがあれば心臓の筋肉の伸縮とかもわかるから、理論的には心拍とれるし他のなんでも取れるけど、直接筋肉に触らないとダメだから脳を調べるには埋め込まなきゃいけない。オールマイティいいじゃーんって思って値段調べたら1本2万円とかだったので諦め。
頭の上から強い電磁波当てるとそこの脳の部分が一時停止するっていう実験の参考資料がもう一回見たい。言語野をストップさせると言葉が喋れなくなるけど歌なら歌える、歌は言語野で扱ってないんだ〜みたいなやつ。
あとで通ってる整体の先生にこのこと話したら、干渉波とemsがどうてれとのことなので詳しく調べるというメモ。収縮オンリーの電気を流しているということかな?
と、ここまで午前という超詰め込み講義
 
<INPUT,処理>モーションキャプチャ(処理ネタ) by石橋さん

上記

<INPUT,処理>画像認識 by登本さん

画像に限らなければ機械学習の話。

画像の中に何が写っているかを機械が判定するとき、機械は特定のモノを"学習"して類似度を測定する仕組みになっている。人は何が写っているか瞬時に反応できるけどコンピュータだと難しい。ちょっと前のgggでやってたグラフィックの死角展がそれでしたよね…行きたくていけなかったやつ。機械学習興味あるガールで研究したいかもしれないガールなのですごい興味深かった。詳しく知りたいのでもうちょい調べる。

コンピュータで画像・動画を解析するときは、見たいデータを取るために特定のフィルタ(laplacian pyramid,特徴点抽出,速度など)をかけて処理する。前akeさんからお聞きした、画像から脈拍はかるやつ思い出した。

【Webカメラで脈拍を非接触リアルタイム・センシング】Version 0.48

 

<INPUT>電波の取得、可視化

www.rhizomatiks.com

 

<INPUT>三次元データ by花井さん

depthデータが取れればマーカーがなくてもトラッキングできる。それをOSCで送ってごにょれる。

取る方法は今手軽に使えるのだとkinectが言わずもなが有名なのですが

  • kinect : structured lightっていう方法(赤外線パターンを投光して赤外線カメラで撮影することでdepthをとる)
  • kinectV2 : 赤外線を投光して、反射して帰ってくるその速度から距離を測定
  • BunbleBee : カメラが2個ついてて人の目とおなじ構成みたいな? 株式会社ビュープラス

 

<OUTPUT>大物 by石橋さん、原田さん

*ロボットアーム

アームは大きく分けて6軸と4軸があるけど、見栄えとかの問題などでライゾマはEPSONの6軸アームを使っている。買うには法律で決められた安全講習を受けて資格を得る必要がある。基本的には各モーターの位置を入力してその値を記憶し(ティーチング)、再生するという仕組み。会社によって開発環境も言語も違う。高級車一台買えるくらいの値段。

*ドローン

前記のようにモーキャプして位置を得る。いたい場所と現実のズレから計算して自動的に修正するようにプログラムしてる。紅白では場所をMayaでCGデータを作って書き出してたっぽい。

*ステッピングモータ、ウィンチ


YASKAWA × Rhizomatiks × ELEVENPLAY - YouTube

これで上からつられてるやつ。

モータってDC/ACとサーボとステッピング(プリンターの中に入ってるやつ、高精度)の三種類があるっぽい(差は理解しておらず)。実演してくださったときコンピュータがしくって左右両方のモータが回った結果片方の糸が切れてプラーン事件が発生しました。

 

本当はシェアのしやすさの問題上記事を一個にまとめたかったのですがモリモリになっちゃったのでここでひとまずアップ。あとで調べたこと追記していくスタイルにしていこう。感想などは次の記事で!

Life is Tech!夏キャン•メディアアートコース所感(後編)

 

micromeeeter.hateblo.jp

 

 

後半戦です。怠けてたらrzmws始まってしまって忘却曲線急降下ジェットコースターなのですが。全部書いてくとあれなんでツイートまとめ+α的なまとめかたです。

 

4日目

3日目までにやりたいな〜って思ってたことはほぼできてたから、あとは重ね技でもろもろ書き加えていく形に。soundflower絶賛遅延奴とかで困ったけどiMovieで音声後付で解決。前日にofxPostGlitchのshader改変したから、他にもなんかいじれないかなって思っていじったけどちょいきつかった。そもそもshaderの仕組み存在意義イマイチよくわかってないのでそこらから勉強していく必要性を感じました。

note.mu

↑めちゃくちゃ参考にした

木曜日くらいからメンバーメンタースタッフ全員の疲れが滲んできた。私も楽しくなってというのと貴重な時間を質問に当てれるだけ当てたくて家で書いて、スタッフも元気がなくなってて、依然とウェイ感あるけどそういうところ制作っぽいなーって思った。

時間が若干余ったのでleapMotionちょいと触って、班のメンバーほんのちょい手伝って、5日目の発表会に向けて調整。

家帰ってから、そういえばPerfumeモーキャプデータの例のやつ使ったら一緒に踊れんでね??って思ってofxPostGlitchとwebcamとモーキャプのプログラムを一個にまとめてみたら、エラー出ずに一気にビルドできたので天使が走ったと思った。

5日目 最終日

午前発表会前の最終調整。メンター貫徹で疲れMAX。みんな家で書いてきてて眠気。

発表会は、約35あるチームを何会場かに分けて発表する形式。チームのメンターが徹夜で作った班の紹介ムービーを流したあとに、一人ひとり作ったやつを一分で発表する。私は作ったMVとそのシステムを流用して一緒に踊れてエフェクトかかんぜオラァみたいなやつをつくって発表しました。

プログラム書き始めて一年半、ネット上ではなくみんなに見てもらうのが初めてだったからすごい興奮した。発表順が後ろのほうだったから疲れでリアクション薄めだったのが若干残念だったけどwどう思われてたかなぁ

他の人がつくったiOSアプリやらゲームやらアニメやらも鑑賞しました。悪い意味じゃなくて「みんな天才じゃない」っていうか、発達途中にあるのは私だけじゃなくてみんな頑張ってるって思えて頑張ろうと思った。iOSやってみたい気持ちちょっとある。そしてUnityの3Dゲームdemoで酔った。うーんオキュラス開発とか絶対できない気がする…あれ面白いのに…

 

発表会終了後他の部屋回って作品を見た。他のチームが何やってるか全くわかんなかったから面白かった。webプログラミングの上級者班、すごかったなぁ…プログラマー感。

その後修了式。メンターからのメッセージ書かれた紙とキャンプの写真とか動画とかの入ったDVDをもらいました。私はこれらを会場においてきました。本当にごめんなさい。完全に忘れてきた…

名残惜しくて寂しくて、帰りたくなかったよ…あそこであった人たちにまた会いたい

思ったこと

  • 同志に会えることが楽しい すぐ質問できることが頼もしい 独りだと時間かかって諦めなきゃならないことが解決できるのは嬉しい
  • 能動的に活動することをサポートしてくれる 受動的に授業受けるより、自分で考えてやったほうが続くという判断なのでしょう おかげで五日間もりもり書きました
  • 上にも書きましたが、ウェイモードのときはうわぁ大学生っぽい…って若干引いてたのですけど、いざ制作となると顔が一気に怖くなって深夜は制作タイムのメンバーとメンター やっぱこれだよなってなんか安心した
  • メンターの存在 いつも私がツイッターでお聞きする方々恐れ多いのですがメンターはちょうど中間にいる感じで抵抗なくバシバシ聞けるし、プログラミングのこと以外の大学のことや音楽のこととか、学びがすごかった
  • P5書いててよかった すごいProcessing書いてたんでしょーって言われてあっはい…みたいになった P5本買おうと思います…
  • 著作権ガン無視だった プログラミング最初の一歩だからいいとは思うのですが 対象年齢も対象年齢ですし 私がビビリなので曲使う時もサンクラでダウンロード可のとこから引っ張ってきたりしてるだけなのかもしれないけど でも学校の情報の授業でも一番最初に著作権やるし、しきい値決めて教えていただけたらなあと思った

ずっと一人で、っていうとぼっち感すごいですが 別に完全に独りじゃなかったけどface to faceで教わるとか隣でやるとかっていう機会が今までなかったのですごく新鮮でした。だからといってお金払って行ったらすぐできるようになるかってまた別問題なのかな。恵まれた環境を"恵まれてる!!!"って思えるのはきっと私の財産!そんな気がする…

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終わってからLiT!のメンターさんで面白そうな人いっぱい見つけたのでなんとなくお近づきになりたいなって思ってる今日このごろ。もうLiTにはきっと行けませんが、こういう環境があって、あんな人達がいるっていう収穫を得たので、私も負けじと楽しんで頑張ろうと思います。とりあえずあと2日のrzmワークショップ超楽しみます。

Life is Tech!夏キャン•メディアアートコース所感(前編)

8/10-14の5日間、東大の伊藤なんてれと福武ホールで行われたLife is Tech!のサマーキャンプに参加してきました。初めてのLiT!の催し物に参加したので色々と所感を残しておこうと思います。

 

1日目

都会の地理感覚ゼロで、東大行くの3回目だったけど安定の迷子&やや遅刻。

 

まずオープニング。ノリがウェーイで若干引いた。隅から隅までデザインされてすごかった。

 

その後各部屋に移動→班で顔合わせ。メディアアートコース受講者は中1から高2まで男子4人女子5人の計9人でメンター(サポートしてくれる大学生,経歴見たら情報科もいたし芸術学部もいた)4人、女子組と男子組の2班に分かれてメンターが2人ずつ付く形。うちの班はプログラミング経験者4人oF経験者2人という構成だった。さくっと自己紹介して、午前の開発に移行。

Processingやってるってエントリーシートに書いてたら「P5やってる人が来るらしい」ってメンター間で話題に上がったらしく、へーじゃあJavaも書けるんだとか言われて(いえいえProcessing言語オンリーですしあんま書けないし…)とか思った。

開発にあたって教科書が準備されてたんですけど、それに沿ってみんなでやるというより独りずつ教科書やるなり作りたいものを作るなり自由度高かった。エラーの対処とか「こういうのが作りたい」とかをいつでもメンターに聞けるしくみ。

お昼は班で学食に行った。その前の週東大のOCに行ったんですけど混み混みで学食入れなかったからラッキー×4だった。

 

午後ちょっと開発してアクティビティの時間に突入。

LiT!キャンプは高校生メインではないから、班の連携を作る意味などで各日1時間アクティビティの時間が取られてた。1日目はストップモーションムービー作成。最初は戸惑ったけど、このキャンプに参加したのは同世代の同じ趣味の人と知り合いたかったからだったから、こういう場でいろんな人の性格感じ取れた。

 

その後開発の続き。私は教科書の入門編はスルーして発展編の教科書見たのですが「このキャンプは作りたいことを作ることが目的であるの?」と思ってほぼスルー。内容はOSC, Perfumeのモーキャプ, kinect, OpenNI, leapMotion, MIDIってあったけどスルー。惜しいことをしたなあと思う…教科書だけもらったので後日します。(kinectは1日目から、leapMotionは次の日に用意してくれた)

 

一日のおわりにfbのキャンプ参加者とスタッフが入ってるグループで進捗報告会。

↑このツイートは2日目終わりに呟いたんだけど

 

帰宅→ファイルの整理→やりたいことリストアップ→ちょろっと開発→就寝

 

2日目

集合08:50。体調報告後朝の体操と題してちょっとしたレク(蚊に10箇所刺された)して午前の開発。右腰痛が復活したところ湿布用意してくれてありがたかったです。

前々から構想してたMVを作るにあたって書き出すところまで出来るソフト作りたくて、メンターさんが教えてくれたofxPostGlitchとか2bitさんのofxJpegGlitchとか探ってもりもり書いた。わかんないことあるとすぐ聞けるのですごい楽。あと同志がすぐとなりで書いてる環境が快適だった。

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ご飯後のアクティビティは謎解きゲームだった。いわゆるリアル脱出ゲーム的なやつで、始まる前は続き早く書きてぇ…状態だったけど始まるとガキなんで夢中になりました。クリアしたとおもいきや最後まで終わってなかったから超無念だった。

午後の開発→進捗報告会(Addon理解に時間かかって報告しなかったけど)→帰宅→…

 

3日目

夜更かしによりねむみのなか会場に到着。

1日目からメンターに「3日目のアクティビティ楽しみにしておくといいよ…メディアアートコースに超ラッキーだから」って聞いてて、どうやら講演会らしいっていうのはわかってたのですが何も知らされてなくて心がざわざわしてた。

午前の開発してご飯食べに行こうとしたらtehuさんがいて、うわぁ天才高校生だったてふさんだ想像以上にでかいとか思ってたら(身長193cmらしい)、てふさんも「アクティビティ楽しみにするといいよ…ライゾマ関係だよ」的なことを言われて、ざわっと思った。

で、結果的には真鍋大度さんが公演に来て白目剥きました。内容はほぼ既知だったのですが来週ライゾマワークショップに行くのもあってびっくらこいた。

https://instagram.com/p/6Rty9zx8pd/

ということでさっきのは真鍋さんでした〜フリー素材らしいのでアップ 心臓止まりました

終了後メディアアートコースの開発の様子を見に来て、自分でもテンパりまくって止められず、ほんともったいなかった…真鍋さんがエラー処理の解決してくれるっていうすごい機会だったんだよ!あー悔しい…

てふさんにFbo教えてもらいました。

 

長くなっちゃったので後編につづく

近況

わたくし夏休み入って2回目の週末です。

 

先々週修学旅行でオーストラリアに行ってきて先週の金曜日に帰国したのですが、まとめブログは書ききれなくて書き終わらず公開までたどり着けませんでした…一番気合が入ったイベントほど書き終わらない傾向です(ぐるんぐるんも書き終わらなかった)

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ざっくり言うと、ホント行って良かったです。4日間ホームステイしてうち2日間現地校で授業を体験したんですけど、言葉通りの異文化体験で。ステイ先の家めちゃめちゃ広いし平屋だし、道は広いし電灯無いし道路はでこぼこしてないけど起伏が激しいし、現地校の数学は実用的で授業は日本が受動的ならオーストラリアは能動的で…向こうのだだっ広い感じが恋しいです。

一番得てよかったのは、意思の疎通も難しくて生活習慣の全く違う人達の存在を知れたことです。コミュニケーションは難しかったけど、あっちの人みんな親切だったし、ホストブラザー可愛かったし、ホストマザーはきちんと叱るいいお母さんって感じ、ホストファザーは眉毛が片方だけ下がって可愛かった。現地校でバディになった13歳の子は小さくて新設で可愛くて可愛かった。クイーンズランド大学を案内してくれた院生はかっこよかった。

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一週間たってもうだるような暑さの中チャリこいでると「オーストラリアに帰りたい〜〜〜」って思慕の情。今部活のサマーコンサートに向けて懸念事項が増大しててますますオーストラリアに逃げたい。適度に涼しいなぁって思ってるとノースリーブ着たLisaさんが"It's little be cold"っていうオーストラリアに逃亡したいよ!!!!

 

部活は自分が最高学年っていうのもあってすごく辛い。部員全体の基礎力の無さをひしひしと感じる…曲の練習してると最終的に議題が最初に戻るのを感じます。泣いても笑ってもあと練習日は6日だから部員にとって最良の結果になるように運営側は頑張るしかにゃーです。

 

明日はオフなので会合に行ってからMFTに初めて行きます。楽しみ。

お盆はLife is tech!のメディアアートコースに5日間行って、田舎に2日間帰り、ライゾマリサーチのワークショップに3日間行きます。充実すぎる…

宿題の進捗状況は最悪です。SFCオープンキャンパス行きそこねてがっくししてます。水曜日にひょんなことから第一志望ということになったT大のOCに行く予定です。国語頑張らなきゃ!!

夏だから辛いものが食べたい。担々麺食べたい。

アルトサックス持ち替えでソロ吹くのですがわりと上手く吹けてる気がする。今日講師の先生にビブラートとかの表情の付け方習った。

痴漢には気をつけましょう。

 

伸びてきたくせ毛の処理に悩んでる人の近況でした。

文化祭の有志ダンスの審査落ちました

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文化祭の有志ダンスの審査落ちました。

めちゃくちゃ悔しい本当にものすごく悔しいし、なんでもっとうまくできなかったんだろう?っていう自責の念で心張り裂けそうだし、というのが昨日だったんですけどだいぶ落ち着いて発表から一日経ってブログ書いてます。

未練タラタラなのでそういう文章が続くと思われます。どうなっても少なくとも今回の参加は無理だと思うのでデトックスのつもりで全部書きます。

応募に至るまでの経緯

文章で書いてたら読みにくさの極みだったので箇条書きにします

  • Perfumeのファンになる(2011年;中1春)
  • 東京ドームのDVD買って中間部の12345678910とPerfumeの掟に心掴まれるが作ろうなんて一欠片も思わなかったし作ってる人のことなど全く眼中になかった(中1の5月)
  • JPNツアーのJPNスペシャルの動画見て身震い このころ真鍋大度さんが「シャカ兄」として有名に(?なのかな)Spring of Lifeの電飾衣装とか話題になったけど「綺麗で機械ぐろい〜下まつげつけまとか珍しい」っていう感想だった なんかすごいことやってるらしいんだなっていう(2012年;中2春から夏)
  • 真鍋大度さんと石橋素さんの連名でテクネに出てるのを見て、初めてPerfumeとは離れたところでテックチームに感銘を受ける(中2秋)
  • 体育祭練習の途中で一個上のPerfumeファンの先輩と出会う 成り行きでフリコピユニットを作ることに 普通にファンだったので家でもくもくとダンス覚えたりしてました が、部活の先輩が怖くてとても学校では合わせて練習できず、結局一回も合わせずに終わった
  • 母と初めてのメ芸祭の帰りに六本木寄ったら関さんと真鍋さんが直前告知のトークイベントやってて母に連れられお二人とお話する 全然ああいうふうになりたいって思ってなくて、ただあの世界に興味を持っていたことは確かです(2013年;中2年明け)
  • カンヌのSamtの生中継をネットで見て鳥肌が止まらなかった 何やってるのかは全然わからなかったけどとにかくかっこよかった twitter,特設サイトと連動した演出と、あんなに機械に侵食された演出なのに3人が魅力的で泣いた(中3初夏)
  • 真鍋さん情熱大陸のこともあってプログラミング(EclipseJava)してみようとしてみる 確実に作ってみたいというか仲間になってみたいって思ってたんだと思う(中3秋)
  • Twitter始める そしたら世界広がって、SuperFlyingTokyoのとき5時間傍観したのちに真鍋さん2bitさんに話しかけたらProcessingとjsおすすめされたりして頑張ろうと思った(2014年;中3年明け)
  • p5やったり途中でArduinoに手出してみたり講演会行きまくったり美術館行きまくったりする日々 踊る方への関心は低くなっていった
  • ぐるんぐるんにフリコピユニットのメンツで行って、そのとき来年の文化祭の封止に出ないかと誘われた 来年は部活のトップで指揮しなきゃいけないし後輩の示しもつかないんで、と少し未練あったけど断る(高1秋)
  • このままなんの短期目標もなくだらだらとオーディオビジュアライザーばっか作ってていいんだろうかと悩んだ
  • elevenplayのMOSAICクラシックバレエコンテンポラリーバレエの公演を続けてみて、自分の根本にはバレエがあるのではないかと自覚 その上で舞台を作る人になりたいという夢ができた
  • 文化祭に向けて有志団体が練習を始める頃、elevenplay"MOSAICver1.5"を見てやっぱり高校生のうちにやりたい、人の前で自分の作品を発表したいって思った 私の代わりに後輩一人増えたフリコピユニット(エレクトリズムといいます)の方々に、演出やらせてくださいとお願いした(2015年;高2春)

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中2のころの闇ブログさかのぼったらでてきたやつ バカの塊っぽいけど真面目に感動してた

 

中3のときSFTで真鍋さん2bitさんと話したことがやはり私の中ではすごく大きくて、そのとき「文化祭でカンヌのプロジェクションマッピングをいつかやってみたいんです」って話したことがずっと引っかかってました。受かったらkinect買ってプロジェクションしよう、みんなtwitterサムネ引っ張ってきてもいいかもしれない、衣装光らせたらどうか、指先のトラッキングしてみたい、テックさんコスしよう、レーザービームでほんとにレーザー出してみたい、衣装は友達に頼んで本家に負けない衣装にしよう…みたいなことを、有志に応募するって決めてからぼーっとしてるときいつも考えていました。

VJしてみようと思うのですってつぶやいた時もいろいろリプくださって、受かったらどれ使ってみようかなーって思って 実行の早さに惹かれて今回はじめてopenFrameworks使いました。慣れないしポインタってなんやねんとかだしクラス未だ使いこなせてないけど、家でなんのためにではなく作ってはアップするだけの時とは全然違くて、作ってる間もめちゃくちゃ楽しくて。この曲のココならこういうパターンが合うかなとか、プロジェクター設置どうしようって考えてる時も今までとは比べ物にならないくらい楽しかった!それは確かです。

オーディション当日の背景の暗さ未知数だったからそこら辺も自由に操作できるようにして、全力でオーディション受けました。終わったあと絶対いけたと思ったし、やってる間も本当に楽しくて、自分の作った作品を真剣に見てもらうのが楽しくて…絶対受かったと思った。

 

数日間遅くまで書いてて寝不足だったから翌日、発表の日寝過ごして若干遅刻気味に学校行って、発表の紙見て「落ちたか」って。

 

そこから何時間も本当に悔しくて情けなくて不甲斐なさに絶望して何も考えられなくなって、友達に来年あるじゃんって慰められても来年はもうこのメンバーでは出られないし受験考えずに全力つぎ込めたのは今年だけだったのに…情けなくなるくらい涙止まらなくなりました。合格した有志グループが輝いて見えました。高校の間で作れなかったらもう制作の人にはなれないかもしれない、やるからにはネットニュースに載ってやるっていう気持ちで望んでたんで、身の程を突きつけられて打ちのめされました。

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ちょっと落ち着いて今思うこと

客観的に分析して、演出って観客がいて全てなんだなって思いました。確かに背景暗すぎたかもしれない。文化祭公演においては人が見えてそれからかもしれない。あと審査員の目の前にプロジェクター置いたの失敗だった。排気熱暑かっただろうし…

いつもみたいに「もっと頑張るぞ(・∀・)」みたいにあっけらかんと立ち直れないくらい悔しい。有志団体の一人ひとりのなかで一番本気で受かりたかったと思う。夢に直結するかもしれないっていうのもあるけど、観客の前で自分ができる最高の作品を作ってあわよくば感動してほしかった。本当に受かりたかったんです!!!!

 

まだ引きずるよ。それを糧に落として損したなって思わせるくらいの技術力(と感性)磨いて観客を感動させられるレベルまでいきたい。そのためだったらプログラミングも電子工作も勉強するし、そのためだったら勉強して超難関大学みたいなとこにでも進学して留学とかしちゃったりしてですごい先生に教えを請うたりして、例えばの話で。自信持ってマイクロメートルですって言えるように、親につけてもらった名前で胸張れるように、引きずって引きずって成長したい。それで、もしできるのであれば、またエレクトリズムで集まって、かっこいい演出して動画とってってしたいです。

悔しかった!!!!!!!!

 

effects, sounds, CGs, othersに分類して結果19個の状態を用意しました。背景黒系のやつは状況に応じて明るさ変えられるようにして、色使うやつはSharedData使って一括でHue揃えることで画面切り替えても色が不自然じゃないようにして。ムービーに載せなかったothersは要するにyoutubeから引っ張ってきたビデオなんですけど再生できたりできなかったり、タイミング合わなかったりしてそこ課題ですね…結局soundflowerからうまく音データ拾えなくて、パソコンのマイクから入力したからそこも課題。FFTも課題▽PJ載せる台は北海道に発つ前日の父を夜捕まえて相談した結果、三脚一台にサイズ合わせて切った木の板をミニ万力で固定、もう一台で支えることに。タンスの裏から木の板何枚も出てきたりネジ何種類も出てきたり父ありがとう

 

追伸 : 受かった有志団体の方々おめでとうございます 魅せる力が明らかに足りなかったんだと自覚しました。本当に尊敬です…音源カットや告知ムービー制作、写真撮影編集などなんでも頼んでください(お菓子とかください)全力で応援します