バレエ所感

数日前バレエのレッスンが終わった後、部活のサマーコンサートの前日だから勉強会(発表会の縮小版)出れませんみたいなことをバレエの先生に伝えたんだけど、お話しして先生やっぱり本当にかっこいいなと思いました。

私は幼稚園の年長からバレエやってて、中学受験終わってからは部活との兼ね合いもあって細々となんとかやってるという感じなのですが、結構私の根本にバレエと先生の考え方があるのかもしれないなぁと思います。
先生は何というか、古典的なお稽古事の先生っていう感じかなめちゃくちゃ厳しくて特にやる気がないとか態度が悪いとかそういったことにすごい怒られる。小学高学年のときが一番恐くて、バレエってレッスン中も答えを求められる時以外喋れないから小さいお稽古場の窓がビリビリいうくらい怒られても何も言えない。泣いても怒られるし極め付きは「出てけ!」みたいな。
中学生なって吹部に入って一年は予定的にも体力的にもバレエにほとんど行けなくて、それからは休みがちになって週3行ってたレッスンも週1になりそれもこなせない感じに。最近はあんまり個人に注意もしてくれなくていざ踊ったら楽しいけどレッスンに行くまでが億劫になってた。
親にもいつ辞めるか考えといたほうがいいよとか言われてて、そんな中でレッスン日の変更と勉強会の不参加を伝えに行った訳です。先生を前にするとどうしても緊張してしまってウルウルモゴモゴになった。そのあと先生に言われたのが
泣かずに意見をしっかり言いなさい
でした。
いくら恐くても怖気付いても凛と意見を言いなさいと。やる気があればどんな意見でも否定はしないと。
先生の言うことは全部正しいって思いました。いくら怒られても負けないぞ頑張るぞっていう、うーん理不尽に怒られることもあるんだけど先生のカリスマ性っていうかうーんなんかよくわからないけど先生についていこうっていうかえーと結論が消えてしまった…
あと、やっぱりバレエが好きで踊るのが好きで、普段はズボンしか履かないけど高揚感を持ってる衣装が好きで舞台の感じが好きでバレエ好きなんだな〜。発表会に限らず普段のレッスンも、体の中で無理を言わせながらも論理の通った筋肉の使い方考えながらとか、完全に踊ること以外頭空っぽのまま踊れるのが好きです。周りに比べて下手くそでも体固くても踊ってる間は何も考えずに無になれるのは、私には他にないです。哲学的思想にふけりながらポジションにはめ込んでいく作業は無、静って感じで好き。

これからもバレエ続けるにしても辞めるにしても、何かしらでずっと支えになるんだと思う。「コンテンポラリーバレエの舞台を作ってみたい」って伝えたらそうしたら一緒にできるといいわねって言われて緊張ではなく泣いた。確信は無いし、現実的ではないけど先生のコンテンポラリーバレエの作品に、メディアアート的な演出の何かしらで携わることがぼんやりとした夢です。まずはアナログin壊したArduinoを取り替えてもらうとこからかな!